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 ▼ RAWA国際女性デー声明(2007年3月8日)

 ▼ RAWAブラックデーアピール(2006年4月28日)

 ▼ RAWA国際女性デー声明(2006年3月8日)

 ▼ 下院、州議会選挙について−RAWAのコメント−

 ▼ RAWAブラックデーアピール(2005年4月28日)

 ▼ RAWA国際女性デー声明(2005年3月10日)


 

RAWA国際女性デー声明

2007年3月8日、国際女性デーにあたって、RAWAは声明を発表しました。

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原理主義者が権力の座にある限り、
アフガン女性に対する抑圧や犯罪は
決してなくならない

 

 世界は「アフガン女性の解放」を大義名分として行動を起こし、そして我々の国は侵略された。その結果はいかに。アフガン女性の悲しみと困窮は終わるどころか、かえってこの社会におけるもっとも虐げられた人々--女性に対する抑圧や虐待は日に日に度合いが高くなってきている。

女性の権利は人権である

 腐敗したマフィア的政権であるカルザイ政権と彼の庇護者の諸外国はアフガン女性の耐え難い苦境をおもちゃにし、世界を欺くための宣伝の道具におとしめている。彼らは軍閥達のお気に入りである何人かの女性を閣僚として迎え、彼女らは「女性解放」の象徴である、と宣言したのである。しかし女性が入閣したからと言っても、彼女らが議員のマラライ・ジョヤがしたように真に我々国民の逆境や苦難の深さを酌み取らねば何の意味もないし、かつまた女性の権利と民主主義の血まみれの敵と断固として闘い、そして女性を抑圧から解放することがひいては、この国全体を原理主義者と彼らを操る諸外国の薄汚い手枷足枷から解放する道へ導くことになると理解しなければ、無意味である。
 政府と西側メディアは議会での68名の女性議員の存在はアフガニスタンにとって大きな出来事であり、民主主義および女性の権利拡張をもたらした証だと鼓吹している。しかしながらこの女性議員のほとんどが女性の権利および民主主義に対するもっともおぞましい敵であり、軍閥の手に操られる人形の役を務めているのである。このような不愉快で反動的な議会においては、ジョヤを除いては68名の女性議員は誰も、ハルキ、パルチャムやタリバンに対して抗議の声を上げなかった。そのジョヤの声でさえその輝かしさにも拘わらずたびたび圧殺されているのである。女性議員の何人かは恥知らずにも吸血鬼である軍閥のお株を奪い、また何人かは議会においてマラライ・ジョヤを身体的に攻撃している。
 実際に多くのサイマたち、ラヒマたちの悲痛な叫びや、この国のあちこちで聞かされる不公正や深い絶望の果ての何百人もの恐ろしい自殺や自己犠牲の話は、当局や政治的思惑からアフガン女性の権利の現況を明るく描こうとしている輩の体面に付けられたぬぐい去ることのできない汚点である。麻薬取引者、破壊・汚職・犯罪のチャンピオンや多くの信用ならない識者達が権力を握っている土地では、誰も現在の女性のひどい状況が劇的に変わると期待などしてはいけない。
 我が国の大きな災難の主原因は過去に圧政や蛮行を行っていたラバニ、サヤーフ、ドスタムなど裏切り者達が権力の座に着いていることである。彼らの汚れた手は国内外の支持者によって覆い隠され、少なくない数の恥ずべき識者が彼らのブレインとなっているのである。最近彼らのような宗教的ファシスト達は「国民的和解」と称する法案を両院の議会で通した。これにより彼らは何千人もの無防備の国民を殺戮した罪に問われることもなく、まんまと正義の女神の手から逃れ、法廷に立つことからも免れることになったのである。
 またもやこれら我が母国の裏切り者達は、カブールの街中での行進を組織して自分たちの力を誇示し、悲しみにうちひしがれた人々をぐうの音もでないようにしてしまった。彼らは我々は盲目であるから我々が彼らを追及することはないだろうと思ったのに違いない。もしこの行進がカルザイ氏に対しての示威であり、カルザイ氏を丸め込もうとして行われたのならば、裏切り者達は、カルザイ氏がとうの昔に自身の父親や何万人もの同胞の父親・母親・兄弟姉妹を殺害した者達と共謀することで彼らの協力者となっていたことを知っていたに違いない。
 ファヒムとその同調者は、次はジハードの指揮官達も戦争犯罪の罪で訴えられると警告した。彼らの反発はゆゆしきものになるであろう。もしカルザイが彼らのあやまちと犯罪に関わっていないのならば、このような恥知らずの脅しに対し何らかの対策を講じ、ファヒムという名の犯罪者から将軍という肩書きを剥奪したであろう。そうしていれば数多い恥の一つをカルザイの経歴からぬぐい去ることができたであろうに。そして不適切な裏切り者を閣僚に据えることもなかっただろうに。これら重大犯罪人達は彼らの安っぽい脅しによって、自らを始末のおけない吸血鬼や戦争屋であり、我々人民に対して終わりのない犯罪への渇望と設備を手放していないことを露呈してしまったのである。彼らにとって1992〜1996年のあの裏切りの時代を繰り返すことは容易なことである。
 カルザイ氏がこの欺瞞に満ちた免罪法案を承認しようがしまいがそんなことは重要ではない。もっとも憎むべき人民の敵とのカルザイ氏の反愛国的な取引、そのような人民の敵に立法・行政・司法機関において役職を与えたことはすべて、彼がすでにジハード軍、パルチャミ、ハルキ、暗殺者タリバン達と深く関わっているということを示している。しかしながら、我々国民はいつの日か必ずこれら犯罪人達に縄をかけ、正義の女神の前に立たせることを知るべきである。その日にはカルザイ氏も彼らの仲間であるかどうか問われることであろう。
 その殉教的指導者の血とそして国民の苦しみや悲惨に力づけられたRAWAはここに、抑圧されているが、自由を愛する女性・男性の前でこれからも人殺したち・原理主義者たち・彼らに追従する識者たちに対する断固とした闘いを、妥協や駆け引きをせず続けることを誓う。そして現在声をあげることのできない人々に代わって抑圧者に対して苦言を呈し続ける。我々国民および正義を愛する世界の人々の助けを借りて、我々は必ずやこれら犯罪者達を法廷に立たせるであろう、かつて彼らの宗教的指導者であったザルダードを立たせたように。
 米国政府とその同盟者は、ジハードマフィアを権力の座に加えたが、それは我々国民に対する許し難い裏切)であった。彼らマフィアが国内的にしろ国際的にしろ自分たちの利益しか考えず、アフガニスタンの安定・自由・民主主義には何の役に立っていないと言うことは、我々国民や世界の人々の目にも明らかである。
 アフガニスタンの女性・男性は自由や民主主義はB52や諸外国、あるいはイラン・パキスタン・アメリカ・ロシアのスパイ達がもたらしてくれる宝物でない、ということに気づかねばならない。このような宝物の入手は彼らの明確な意識にもとづく、ゆるぎない、そして絶え間ない勇気と闘いを通してのみ可能なのである。
 この国際女性デーに際し、世界各地のRAWAの支援者やお友達に挨拶をお送りするとともに、彼らと正義・自由・人権を愛する全ての人々にお願いしたい、この30年間の犯罪者達に裁きを与えることができるよう、どうか我々を支援して下さい。

宗教的原理主義者や犯罪者を打ち破れ。
独立と民主主義と社会正義のために闘うアフガン人、万歳!

8th March 2007 − Kabul
アフガニスタン女性革命協会(RAWA)
2007年3月8日

日本語訳 高田道子(RAWAと連帯する会)


 

 

「4月28日―暗鬱なる日」のRAWAの声明*

4月28日―
人々には悲歎を、
原理主義者には喜びをもたらす日

 1992年4月28日の暗鬱なる日からすでに14年も経つ。しかしながら、私たちの国はこの苦しみ、悲歎、国家の崩壊をもたらした者の足下に日に日に一層強く絡められていく。反逆者、国賊、そして悪しき心がこの国を牛耳り、その運命を左右している、その結果我らが国は苦海に沈んでいる。長年に亘り原理主義者を財政面で支えてきたカルザイ氏と外国の彼の守護者達は、こんにち、北部同盟や残虐なギャングどもの中でも最も悪名高く、血に飢えた分子を行政府、立法府および司法府における要職に就けたのである。時を経るにつれ、これら反逆者達の輪は広がる一方である。4月28日の悲劇を起こした悪人達は訴えられるどころかこの国であまりにも強い権力を握っており、政府が恥知らずにもこの不幸な日を国民の休日と発表するほどである。このようにして彼らは国民を愚弄しているのである。そして、その国民の大多数は、国内外の人権保護団体による世論調査に依れば、このような裏切り者達に対して訴追と罰を与えるべきと望んでいるのにもかかわらず。
 カルザイ政権が樹立したときから、人々は自らの生活が改善されるという希望をほとんど抱いていなかったが、こんにち、当局とその主人である諸外国の反国家的政策が真に反国家的な面を露呈したことによって、その希望は完全に失望と嫌悪へと変わってしまった。カルザイ氏と国内外の助言者達は、現在は「民主主義者」の仮面を被って本当の姿を隠している最も卑劣な人間や政党と手を結ぶ用意があることをはっきりと示した。タリバーンやグルバディン・ヘクマティヤルの女性嫌いのテロリスト集団に、ある程度の権限を与えるところまで踏み込んでいるのである。このように、非常に現実的な理由から政府は残酷で反逆的な人物や一団を政府機構から追い出してはいないのである。カルザイ氏はこのように反逆者への偏重を「国家統一」と呼ぶが、民衆にとってこれは「統一」を汚すものでしかない。
 80%近くの議席が人民の最も悪質な敵に与えられた皮肉的かつ詐欺的な選挙の後、敵は今度は苦しむ人々から最も遠い犯罪的、反動的、占領者に協力的な分子を含む内閣を押しつけようとしている。案の定、カルザイ内閣は反逆的な犯罪者に頼り、代わりに軍閥や麻薬業者は彼らに投票したのである。これはカルザイ政権にとって誇りとなるどころか浅ましい恥でしかない。
 不運な我らの国における過去4年間の状況は人々に教訓を与えた。それはサヤーフ、カノニ、ラバニ、ドスタムやハルキとパルチャムの兵士達のハゲタカどもと外国の干渉から解放されるためには、人々は自由を愛する民主的な組織を中心に結束し、途方もない強さを以て、宗教的犯罪者を権力から遠ざけるしか無い。どんな悪魔でも大衆の強さに耐えうる力は持たないのである。
 RAWAはかねてから度々、人々の自由と繁栄を支えるのは彼ら自身であり、どんな外国かぶれの軍や外国の軍であろうと我が国の平和と安寧の使者には成り得ないことを説いてきた。人は利敵行為や保守に陥ることなく献身的でなければならない。これが国を愛し自由を愛すると主張する熱心で真正な人びとやグループの唯一不可欠な規範であろう。

我らが民衆の反原理主義的決起にようこそ!
敵の協力者や外国かぶれを打倒しよう!
自由万歳! 民主主義万歳! 社会正義万歳!


RAWA 2006年4月28日

*1992年4月28日:暗黒の日、ロシアの傀儡政権崩壊後、この日にジハードの原理主義者たちは
 首都カブールを制圧し、その後の恐怖政治とアフガニスタン壊滅をもたらした。


 

 

RAWA国際女性デー声明

3月8日、国際女性デーにあたって、RAWAは声明を発表しました。

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原理主義反対!
解放を勝ち取るまで屈せず共に闘おう

今年も3月8日がやってきた。アフガン女性が原理主義者の血なまぐさいかぎ爪の餌食となっている。カルザイ氏と彼に同調している同盟者によるなお変らぬ裏切り者好みの政策は、不幸な人民たちの傷ついた顔をさらに深くつきさす「やり」のようだ。軍閥(Emirs)と彼らの指揮官たちは残忍な罪を犯した。しかし、法廷で裁かれるどころか、高い地位につくという報酬をうけているのだ。
殺人、強盗、誘拐そして女性と子どもたちに対するレイプが横行している。女性の自殺率は高く、これまでにないほど麻薬の栽培と売買が広がっている。一方で外国からの寄付金と公的資金から得た多額のドルは無駄に使われてしまった。失業者とホームレスが増加している。ひとりあたりの収入が世界で最も低いこの国では、カブールにあるセリナホテル又は同等のホテルを開業することは、残念だが「発展」を意味するものではない。しかし、事実として罪人に官能的な享楽の場を与えており、大多数の国民のみじめな暮らしぶりをばかにしている。妥協することを覚えてしまった傀儡政権は、これらのうちの小規模な問題でさえも解決する能力を有していない。この国は混乱の中にある。
アフガニスタンの国家で過去4年間に起こったことは、カルザイ政府にとっては、抑圧下にある国民の意志など優先すべき事項ではない、ということをはっきり示している。むしろ、罪人どもの利益優先なのだ。カルザイ氏は、アフガニスタンから罪人どもの集団を潰滅させようともしていないし、したくてもできない。カルザイ氏と罪人どもの両者の利害がからみ合っているのがその原因だ。
大統領選において、大部分の我が国の民衆はカルザイ候補に票を投じた。それは、罪多き原理主義者どもの犯罪・暴虐行為を、カルザイが起訴し罰に処するだろう、との希望を持っていたからである。しかし、カルザイ氏は国民たちの票による支持に対し、裏切りで応えた。議会選挙において欺かれ、希望を失った国民たちは、自分たちが投票しようとしまいと、議会の構成は裏舞台で決定されるのだ、ということを知っている。聖戦士(Jehadi)の殺人者が議会へ送られた。それは、一般市民と祖国を抑圧するための法律を通過させ、施行させることを保証するため、また「米国とアフガニスタンの間での戦略的条約」および抑圧的な条約への調印を合法化するためであった。RAWA(アフガニスタン女性革命協会)はこれまで幾度も言い続けてきた。「北部同盟、タリバン、グルブディン、パルチャミ、カリキの反逆者たちの支配下にある政府・裁判所・議会は、決して肉親を失った民衆のためになることなどしない」と。敵側の支持者の、RAWAによる政府批判と攻撃非難は常に否定的な視点しかもっていない、という根拠なき告発とは逆に、現実は、政府の基盤に網の目のごとく張られている悪の根源から不正な行為・崩壊が生み出され、その根があまりにも深いために、その悪臭は世界の代表的な出版物で取り上げられるだけで終わらず、麻薬反対派の大臣Habibullah Quderi氏や元内務大臣のAli Ahmad Jalali氏も、政府がマフィアによって支配されている、と認めざるをえない状態だ。
これらの状況下で、「ロンドン会議で公約された100億ドル以上の助成金が民衆のために使われることなどない」のは明らかである。前回の120億ドルと同じように、その多額の金は、「北部同盟」の手にわたり、米国への忠誠の評価をあげるために利用されるであろう。
罪人たちからの支援により、罪無きRahimas、Aminas、Nadias、Gulbers、Saimasの血が国家の大地に大量にながれている今の状況において、議会の中の原理主義支持派の女性たちはただのアリバイに過ぎないのだ。「アフガニスタンを見て下さい。女性たちはこんなにも自由を手に入れた」と、政府が世界や民衆に訴えるための手段として政府の道具にされているのに過ぎないのである。議会にいる他の大多数の女性議員と同じように、これらの女性たちは、SayyafやRabbani、Quanonni、Guldggin、Mullah Omarおよび彼らの同類たちと同じくアフガン人民の苦境に少しも関心を払っていないのである。今日まで「北部同盟」はAssadullah Sarwariに隠れ家を提供してきた。そして今彼らは、Sarwariを死刑に処することで彼以上に汚らわしい罪人どもを告訴したいというアフガン民衆の欲求が、失望の中に埋もれ二度と沸きあがってこないことを望んでいるのである。
わが民衆、とりわけ悲しみに沈んだ女性たちは宗教ファシズム信奉者とソビエトの傀儡たちが裁きと処罰を受けるまで、どんな状況であろうとまたどんな犠牲を払ってでも決してその追求の手をゆるめない。それは、今までにも増してこういった不貞な残酷な悪漢たちが、君主の座から追放されないかぎり、自分たちのアフガニスタンにおいて自由、民主主義そして繁栄の夜明けを目撃することが出来ないことを彼らは認識しているからである。
私たちはけっして一人ではない。私たちは、苦難に瀕し、「北部同盟」、その手下であるGulbuddini、Talibi、Al-Quedaどもとの闘いを続けていかねばならないが、孤独ではないのだ。イランの女性たち、クルドスタン、パレスチナ、トルコ、ラテンアメリカ、そして自由を求め、原理主義と戦争という名の疫病と闘っているあらゆる国の女性たちが大勢いる。私たちは彼女たちに共鳴する。私たちは、自分たちの地域において、原理主義者とその支持者に対する断固とした闘いを強化することによって、国境をこえて女性運動を支援していかねばならない。

獄中に閉じ込められた自由を愛するイランのそして世界中の女性たちに敬意を!
アフガニスタンと世界の打ち負かされない女性たちの連帯に万歳!
アフガニスタンと全人類にとって最も悪質な敵、全ての原理主義者を打ち破れ!
罪深き原理主義者に対抗し、民主主義を支援するRAWAとすべての組織と人々の栄誉ある旗を高く掲げよう!

アフガニスタン女性革命協会(RAWA) 
2006年3月8日 カブールより

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下院、州議会選挙について −RAWAのコメント−

アフガニスタンの下院、州議会選挙の最終結果は12月に発表されることになっている。
10月中旬にRAWAから送られてきた選挙についてのコメントを掲載する。

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 選挙への女性の参加が素晴らしいことは言うまでもないが、これは歴史上初めてのことではない。アフガン女性は長い間自国の発展に参加し、平和・自由そして民主主義を勝ち取るため闘ってきた。スラヤ女王が女性として初めて公の場に現れ、勇気を持って女性の福利のため活動し始めたのは1919年以来ある。アマヌラ・カーン王は1919年以降女性に自由を与え、自国において政教分離が行われるよう運動を進めた。しかしながら、85年も前に享受した自由を現在のアフガン女性は味わうことができない。
アフガン女性の選挙への参加が可能になったことをカルザイや米軍の功績とすることはできない。それはアフガン女性自身の勇気と目覚めの結果であり、彼女たちが前進を始めたら、どんな悪意を持った権力にでも止められないという証である。
しかしながら、残念なことにカブールや他の都市部に比べ農村部においては女性の参加はそれほどでもない。周知のごとく、女性は下院の立候補者総数2707人の12%、州議会の立候補者総数3025人の8%しか占めていない。この数字には非常に不満を覚える。農村部において女性参加の割合が少ないのは、軍閥の脅威があるからである。同時に、これらの女性たちがアフガン女性を代表している訳でないことを忘れないでほしい。ほぼ半数は軍閥びいきの女性であり、様々な指揮官たちから支援を受けているのである。女性用に確保された68の議席を軍閥が見逃すはずがない。この議席を得ようと軍閥は彼らの息のかかった女性を立候補させたのである。
 9月5日付シドニーヘラルドでポール・マクゴフ特派員は、「男性支配層が女性候補者を組織しているのは、競争の激しい男性候補者より女性用に確保された議席の獲得の方が楽であるからだ、と憶測されている」と書き、また、「悲しいかな、われらの女性の一部はジハーディの援助を受け、女性の福利や女性グループのために闘うのではなく、ジハーディのために闘っている」と、アフガニスタン独立人権委員会委員長のシマ・サマール博士の言葉を引用している。
 したがって、我々はカルザイや西洋メディアのように女性の選挙参加を手放しで喜べないのである。
 しかし、何故女性の問題だけに集中するのか。女性の権利だけが今現在アフガニスタンが直面している問題ではない。実際のところ、これはもっと大きな問題、つまり原理主義者のテロリスト集団が軍事的・政治的勢力として存在するということの結果に過ぎない。反米テロリスト(タリバン)と親米テロリスト(北部同盟)である。
 主要な問題は、原理主義的軍閥や麻薬マフィアが彼ら自身の法に基づき、武装解除もせず、人々を銃で脅して彼らの思うままに操っている地域に見られる。彼らの持つ力・カネ・銃の影響は大きく、彼らの傍若無人さは政府さえも押さえきれずにいる。周知のごとく、これらの軍閥はカルザイにより政府の主要な役職に就いており、主要な地域の知事はすべて軍閥である。
それ故、RAWAはこのような状況下の選挙は有効でもなく、正当性を持つものでもないと考える。近い将来、国会議員の大半は軍閥出身者で占められるであろうことは分かり切っている。なぜならば本当の民衆の代表となるべく人々は彼ら軍閥に脅されており、武装している彼らに対抗して立候補することを憚るからである。そして、選挙結果速報によれば、極悪犯罪者のほとんどが、当選者リストの中にいるということである。米国政府もまた、その飼い犬であり、言いなりになるこのような原理主義者を議会に送り出すことを望んでいる。もし、原理主義者や米国寄りの者が議会で多数派を構成したら、米国は何の問題もなくその政策を法制化し、我々の人民に課することができるであろう。植民地主義者やアフガン議会を通過するであろう侵略主義的な法規に反対する民主主義指向の自由を愛する勢力は議会から姿を消すであろう。
 RAWAがかつて述べた「銃の脅しの下での選挙に何の意味があろう。ただの民主主義ごっこに過ぎない」を今また言わねばならない。
 政府は武装勢力とつながりのある人々は選挙に立候補できないと言っている。5800人の候補者の中から大勢が共同選挙管理機構によってその資格を取り消されるであろうと我々は期待した。候補者のリストには何人かの悪名高い犯罪者たちが挙げられていた。例えば、サヤーフ、カノニ、ラバニ等々である。それにも拘わらず、ほんの少しの候補者しか資格を取り消されず、しかもその中には軍閥はひとりも含まれていなかった。
とても信じがたいことではあるが、過去数年に亘ってアフガン人民を苦しめてきた、それ故、まず裁判にかけられなければならないタリバンの中心的指導者たちが候補者の中にいるのである。これが苦い現実である。候補者の中にはタリバン時代の内務省副相、外相および道徳局(1999年9月国連が全世界の中で最も女性嫌いの局と評した)の局長などが含まれている。今やアフガニスタン内の米国政府のお友達となった共同選挙管理機構は、これら犯罪者たちを候補者リストから外さなかったのである

 今回の選挙は原理主義者の犯罪者たちにとって、大多数の議席を強奪するまたとない機会である。そして、彼らの中世的規約を次の議会で制定し、我々人民に課するのである。少数の民主主義者たちは強力な原理主義者たちに押しつぶされてしまうであろう。
議会の構成は、アフガン人民にとってまったく信用できない、悪夢のようなものになるであろう。そしてこれは、カルザイ政権と、親米軍閥を支援し彼らの自由裁量を許していた米国の支配者たちの、悪政の結果なのである。

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RAWAブラックデーアピール
いまだ続く4月28日の惨劇を終わらせよう!

わたしたちは断固たる意思で、原理主義者やそれを操る者たちと闘い続ける!カルザイ政権と米国政府の軍閥庇護政策のもと、虐殺者たちが、悲惨にうちひしがれた我々の同胞の身や心をますます深く切り刻んでいくこの時代に、我々は陰鬱なる4月28日を再び告発せねばならない。このブラックデイの主役たちはますますもって羽をのばして人々に悪行を働くであろう。アフガニスタン全土を隈無く―特にカブールを―壊滅させたジハーディの犯罪者たちの血を血で洗う闘いの記憶はいまだ人々の心に生々しく、消えずにいる。にもかかわらず、彼らは裁判にかけられるどころか、政府の要職に就いているのである。これは原理主義者によって殺された何千もの無辜の人々に対する許し難い侮辱にほかならない。65,000人もの有名無名のカブール市民が眠る墓地や廃墟でこの日を記念し祝うということをもってしても、この国をいまだ支配している原理主義者たちが正気の沙汰ではないことは明らかである。
カルザイ氏は、サヤーフ、ラバニ、ドスタム、イスマイル・カーン、カヌーニ、アンワリ、ハリリ等々の「北部同盟」犯罪者たちを褒め称え、その悪行を取り繕っているだけでは飽きたらないとみえる。 今度はタリバンの一派を「穏健派」という厚化粧で飾り立て、彼らにすり寄り始めたのである。間もなく、ワキル・アーメッド・ムジャヒド、ハキム・ムジャヒドやゴウス、ザイーフ、アルサラ、ホタキのムッラーたちなどタリバンの要人たちの、中世の遺物たる憎むべき顔が、カルザイの側近として舞台に登場するであろう。彼らはもっとも悪質な女性排除主義者、反文明的な抑圧者として、裁判にかけられるべき者たちである。今のところ、カルザイ陣営の中でグルバディンの席が空いているが、まもなく彼がこの邪悪な連合の一員となることは間違いなかろう。
カルザイ氏による不安定な政権下では、このような裏切り者たちを赦免することや、悪事を働くかもしれないのに彼らを解き放つ権利は全くないことを、カルザイ氏は肝に銘じなければならない。ジハーディやタリバンの上層部をいかに処理するか、決定する権利を有しているのはアフガニスタンの人民のみである。カルザイ氏やその取り巻きはこれら犯罪者たちが引き起こした恥辱と残虐に充ち満ちた恐慌を決して経験したことがないし、彼らの息子・娘・妻たちは原理主義者たちに辱めを受けたことは一度もないのである。それゆえ、我々人民の不倶戴天の敵たちと手を結ぶことがいかに深い裏切り行為か決して彼らには分からないであろう。
この原理主義者に席巻された内閣はマスードを英雄とあがめ奉ったが、とても信じがたいことに、今度はカブール市内のある通りに、4月28日の最も悪名高い吸血鬼の一人であるアブダル・アリ・マザリの名を付けることを命ずるのである。カブール市民がこの恥知らずな内閣の決定に唾しようが殺人者たちに敬意を払おうが一向に構わない。ただ本当に恐ろしいのは、カルザイ氏と彼の冷酷なブレーンがこのような何千ものカブール市民の流された血への侮辱をもって、アフガニスタンの人民に対して宣戦布告することである。同時にこれにより、カルザイ政権がアフガニスタン史上の最も大きな汚点であるシャー・シュジャやバブラクとなんら変わりないことが明らかになった。彼らが人々の利益を何も考えていないということがこれで分かる。
全ての軍閥が圧倒的な権力・金力・武力を掌中に納め、優勢に立っている中で、現在の状況の改善を多少とも期待するのははかない夢でしかない。一方、西側のメディアはことさらに静かで平和なアフガニスタン像を描いてこの胸塞がる現実を巧妙に覆い隠している。しかしながら、状況は非常に悲惨であり、アメリカの情報源の中でさえ、厳しい結末になるのではと恐れている人々がいるほどである。殺戮、略奪、汚職、賄賂、誘拐、女性や子どもへの強姦、麻薬栽培、麻薬売買、何億ドルもの援助金・国の財産の無駄遣いおよび着服、失業等々様々な苦難は日常茶飯事であり、私利私欲で動く人間の為せる業である。政府は一般市民のちっぽけな問題にすら立ち向かうことができないのである。
最近のバダクシャン州での石打ちの刑によるアミナの死は、カルザイ氏らが人権や民主主義を唱えてきたにもかかわらず、不幸な女性たちはいまだ間違った政策によって非人間的で野蛮な刑罰にさらされているために、カルザイ氏とその庇護者が直面する汚点なのである。
人々は祖国が再び世界の権力者たちのチェス盤になってしまったことに気づき始めている。このチェス盤の上では、世界の権力者たちはやすやすとテロリストたちを手放すことは出来ない。彼らはテロリストたちに長年投資し続けてきたからだ。だからこそ、彼らはアフガニスタンに傀儡政権を保持しておくのである。
武器や力とドルが物を言う、また麻薬マフィアと原理主義者たちが自由に闊歩する世界で自由・民主主義・法や正義を語ることは非常に皮肉である。そのため、人々は来る議会選挙に対して何らの幻想も抱いていない。先の大統領選挙時に人々の票が裏切られたように、議会及び新政府の成立は人々の投票の結果ではなく、舞台裏の謀略に基づいてなされるであろう。ヨウニス・カノニに率いられた悪名高い犯罪者や反動者の集団からなるいわゆる「野党」によって演じられている憎しみの劇はこの選挙運動の一幕でしかない。
侵略者はある一国の秩序や伝統を破壊することはできても、その国に自由や民主主義や正義を与えることなどけっしてできない、ということをRAWAはくり返し指摘してきた。また我々の苦い歴史がそのことを何度も証明してきた。この4年間、期待や希望を寄せてきた無実のアフガン人たちにもたらされたの恥知らずな取引だけだった。
RAWAはしばしば、我々が自ら自由と民主主義を求めて立ち上がらない限り、原理主義者たちの圧制の鎖を断ち切ることが出来ないと主張してきた。すべての自由を愛する人々は恐怖を克服し、和解に向け働きかけ、原理主義者たちとそのゴッドファザーたちの前に屹立し、ファシズムと野蛮を終息させねばならない。平和、独立、民主主義と政教分離は原理主義者たちに対抗して立ち上がる人々を組織し、動員して初めて達成できるのである。
真の自由を求めての闘いは厳しく、いくつもの高い山を越えねばならない。その闘いの中で、見せかけで限定的ながらも革命的な運動家に与えられていた自由は、投獄、死刑執行やファシズムに取って代わられるであろう。
しかしながら、我々は、この土地において外国の支配は長く続かず、近い将来人々の力によって民主主義と正義がこの国に広く行き渡るであろうと強く確信している。我々の死をもおそれない献身的な行動によって、この国がそのような輝かしい日を一日も早く迎えられるようにしようではないか。
我々の国の中心からこの4月28日の悲劇をもたらした者たちを閉め出そう。
自由万歳、民主主義万歳、政教分離万歳。


アフガニスタン女性革命協会 
2005年4月28日
(訳・RAWAと連帯する会)

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真の女性解放は政教分離を基にした
民主主義の復興なくして達成されない
−国際女性デーに際して−

2005年3月10日


過去27年もの長きにわたってアフガニスタンは踏みにじられてきた。はじめは侵略者のロシアとその追従者であるカルクとパルチャムによって。そして1992年の傀儡政権崩壊後に来た残忍で信用ならないジハーディの支配は、この国の心身共に深い癒しがたい傷を残したのである。4年後、原理主義の犯罪者達がこの息苦しい圧政の強化に失敗したとき、原理主義者達の外国のボス達は、タリバンというとっておきの役者を舞台に上げたのである。タリバンのこの国の男女に対する蛮行は、アフガニスタンの歴史においてだけでなく、世界の歴史において汚点を残したのである。タリバンの残虐行為はアフガニスタン全土に密やかに広がっていったが、9月11日以降アルカイダと軌を一にして、彼らの生みの親であるアメリカに対して反旗を翻した結果、彼らの中世的政権は消滅した。しかしながら、これによってタリバンの軍事力が壊滅することもなく、代わりに3000人以上もの無辜のアフガンニスタン人の血が流れたのである。タリバン政権の崩壊後、アメリカとその同盟国は政権を凶悪な“北部同盟”の犯罪者の手に渡したのである。彼ら自身が女性嫌いで反人権的なことはなんらタリバンと変わりない。彼らはB52爆撃機の脅しの中で勝利者宣言をさせられた。
北部同盟の本質は1992〜1996の彼らの“統治”にかいま見える。アフガニスタン史上最も暗黒の時代における彼らの残虐性と卑劣さはあまりにもひどく、ロシア侵略軍およびその手下である同胞による爆撃、皆殺し、テロのひどさを忘れるくらいであった。それ故、最近の暫定政権の確立と大統領選挙にも拘わらず、犯罪者達が自分達の規範を守り続けていても、また一向に平和や経済復興の兆しが見えなくても何ら不思議ではない。
つまり両者は同じ穴の狢である。結局の所、保身の為には、テロと麻薬交易に頼らざるを得ない北部同盟はタリバンと一心同体である。
現在の絶え間ない治安の悪さとアフガニスタン内の北部同盟のテロリストへの西側の援助は、米国とその同盟国の関心は政治的、経済的利益にのみにあり、人権や女性の権利には何の関心も払っていないことの証明である。
原理主義者の脅しやテロにも拘わらず、われわれ国民、特に女性達は、勇敢にもまた大勢で大統領選挙へ参加することによって軍閥に対する彼らの深い憎しみと怒りそして自由と民主主義への強い愛情を示したのである。
カルザイに投票することで、すべての軍閥−彼らの子ども達の殺戮者達、70歳の老婆と7歳の少女を強姦者達、宗教上のマフィア、破壊者、国の財産・歴史物を略奪し売却した犯罪者達−に唾するという機会を見逃さなかったのである。
しかしながら、カルザイは人々の信頼を裏切り、彼らの票をおとしめたのである。サヤーフ、ラバニ、カリムハリリ、イスマイルカーン、ドクターアブダラ、ドスタム等々の軍閥を頼り、また悪名高い原理主義者の女性を入閣させた結果、彼はただただ利便性のみを考えた連合と政府を作り上げたのである。カルザイの“北部同盟”犯罪者に対する温情の所為で、アブダルラフマン博士、多くの大学生、ハイダリを殺したいじめっ子ジャイホン、若いラヒマの強姦者達そして何百という悪漢どもが北部同盟の庇護の元、カブールの街を始め各地で肩で風を切って歩き回っているのである。
政府高官によるタリバンやグルブディンとの取引のニュースが最近の新聞の一面をにぎわしている。いわゆる国家統一という名のもとにカルザイが我らの敵との恥ずべき取引のことを覆い隠すことが出来ると思っているのならば、彼は全くもって間違っている。国家統一はファシスト的な原理主義者に染まらぬよう心がけていてこそ達成可能なのである。われわれ人民の血で汚れた手を持つ者達をも包み込んだ統合は国家統一にはほど遠い、人民に敵対する反逆的同盟でしかない。
原理主義者達が彼らの犯した数え切れない悪行や残虐行為について裁かれないのならば、また彼らが武装解除されず、また特に彼らが着服した何億ものドルが没収されないのならば、実際のところ、事態は何一つ進展したとは言えないのである。彼らは議会選挙時に多分、いやきっとこのカネを使って犯罪・テロ・策略・ペテン等を行うであろう。北部同盟マフィアの虜であるこの国において、議会選挙は蜃気楼や皮肉的なゲームにも似て、人々の暮らしに何らの影響も与えないし、人々の古い傷を癒したりしない。しかしながら、軍閥は恥知らずにも彼ら自身を“指導者であり指揮官”と呼び、彼らの恐怖支配を続けるのである。
最近、“独立人権委員会”は1978年4月27日のクーデターからタリバンの崩壊までの期間の戦争犯罪者および人権侵害者に関する報告書を公表した。もしこの報告書が客観的かつ公正で、高潔な人々の心からの叫びに誠実なものならば、すべての犯罪者はその被害者達から摘発されてしかるべきであろう。しかしながら、この一時しのぎでしかない不完全な報告書には犯罪者は唯一人として名指しされていない。もし犯罪者が起訴されず、罰されないならば、また出国禁止を命ぜられた者達がリストに挙げられないのならば、このような報告書の発表は人々を欺き、目を曇らせるものでしかないとわれわれは深く信ずる。過去25年間筆舌に尽くしがたい苦しみに耐えてきた多くのアフガニスタンの国民はただ、カルク、パルチャム、ジハーディそしてタリバンの指導者達の公正な裁判を望んでいるだけである。
RAWAはこれまでもたびたび、カルクおよびパルチャム、北部同盟、タリバンの指導者達は他の戦争犯罪者と同様、国際戦犯法廷に召喚されるべきであり、彼らの犯した極悪非道の犯罪、国家財産の略奪について弁明すべきであると主張してきた。彼らは決して、アフガニスタンのどんな省庁や大使館にも席を置くべきではない。
われわれは国際女性デーに際し、抑圧された中、自由を愛するアフガニスタンおよび諸外国のすべての女性に祝辞を贈る。われわれは辛酸をなめ尽くしたこの国のすべての女性や男性にとって最も輝かしい日は、宗教を悪用する原理主義者の影響から完全に解き放たれた政教分離に基づく民主主義を祝福する日であると堅く信じている。国際女性デーのお祝いはそのような状況において初めて真の意味を持つのである。我らは全身全霊をもって、断固としてすべての原理主義者と闘っている、そしてこのような日が訪れるまで、決してひるむことなく迷いもせず妥協を許さず愛する祖国の復興のため闘っているすべてのグループや人々と握手をする。

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